こんにちは、ケイジです。
またもやってみました、精子観察。
これで精子観察の手法自体はもう3種類目ですね笑。過去2種類はこんな感じ↓。
今回は「テンガ メンズルーペ(TENGA MEN’S LOUPE)」を使ってみました。これまでのなかでも費用は最安です。
目次
TENGA メンズルーペとは
TENGA メンズルーペとは、スマートフォンのカメラを使って手軽に精子観察、精子検査ができる商品です。2016年5月頃から一般販売され、精子検査がより手軽なものとなりました。
特徴は、なんといっても低価格なこと。その分簡易であるともいえますが、精子の存在だけでも確認したいのであれば、十分可能ですので、精液検査への第一歩のハードルをとても下げてくれている商品だと思います。
それからAmazon等で取扱されていること。別の観察キット「micra FIRST STEP」はAmazonでは取扱われてなかったですね。かなり手軽に手に入れることが可能です。
Amazonでの実際の取扱いがこちら↓。
TENGA MEN’S LOUPE テンガ メンズ ルーペ 【スマートフォン用 精子観察キット】
実売価格1580円と、精子検査界隈(どこの界隈だ)では破格の安さといっても過言ではない安さです。
その安さの分検査は十分にできるの? そのへんを見ていきましょう。
TENGA メンズルーペを使ってみた詳細
まず実際の箱(表、裏)がこんな感じ↓。
そして中身はこんな感じ↓。
内容物リストとしては公式にも書いてある通り以下です。
順を追って使っていきましょう。
1.精液を乗せるプレートを用意
精液を乗せるプレートとシールがこちらです↓。プレートにはシールを裏から貼り付けています。
これによって、その円形の部分に採取した精液を垂らすと、シールの粘着力である程度精液が固定されます。
その精液を観察していきます。
2.ルーペをスマートフォンにセット
ルーペはこちら↓。ホントに簡易的!
この裏面に粘着ブロックがついており、スマートフォンのカメラに固定します。
セットした画像は・・
と載せたいのですが、このブログの写真は、スマートフォンで撮っているので、スマートフォンに設置した画像をとることができません(;;)。
というわけで公式の画像を使わせていただいて、こんな感じ↓で固定箇所に固定します。
ここで、ポイントなのが、このカメラはフロントカメラ(いわゆる自撮り用カメラ)側に固定することを基本としています。
この理由は次の項目で説明します。
3.精液を採取して観察
いよいよ観察です。
精液はカップへ採取し、5分程度放置して液化させましょう、とのこと。
そして精液セットがこんなイメージです↓。
このプレートを、スマホにセットしたルーペに、乗っけます。
乗せる・・なんだろう、この違和感・・。
違和感の正体は、通常であれば、顕微鏡で観察する場合観察対象を置いて上からレンズを近づけていくと思いますが、今回は逆ということ。
レンズの上に観察対象を乗せる方式。おお、逆転の発想・・。
つまり、スマホを台の上に置き、その上にルーペが固定され、その上に精液プレートを乗せる。結果見上げる形で精液が映し出されているということです。
最終的な観察状態がこちら↓。
ということで、観察に使うスマホカメラはフロントカメラを基本としているんですね。
フロントカメラにすることで、対象を上から載せても、画面が上向きなので観察画面が見れるというわけです。
以上が基本観察フローです。
結果
精子が動いているのがそれなりに確認できると思います。
しかし、若干ぼやけ気味というか、しっかりと捉えきれてない感もあります。
このへんがやはり、ピント合わせ等の細かい調整が効かない難点です。カバーガラス等も使ってないので、液の厚み等でも多少ピントが合う合わないがでてきます。
しっかり精子を液化してから観察すればより安定するかもしれません。
注意点もいくつか
本体説明書にも書いてありますが、観察にはコツがいるとのこと。いくつかコツが書いてありますが、個人的に大事な点は以下。
プレートに乗せる精液は微量にする
プレートに乗せる精液は、液化して均一に薄く広がった状態が理想です。
乗せ過ぎはNGです。
これが、初心者がやりやすい一番のミスな気がします(精液観察ベテランみたいな感じになってる・・)。
ついつい多めに乗せちゃったり、そんな気がなくても、スポイトから思った以上に垂れたりしちゃうんですよね。
単一光源をしっかり当てる
通常の顕微鏡観察でもそうですが、しっかりと単一の光源を当てるのがきれいに観察するコツです。
通常の顕微鏡では反射鏡でしっかり光を絞って照らして観察しますね。あれと似たようなことです。理科の実験を思い出しましょう。
映りが微妙なら背面カメラを使用する
フロントカメラを基本としているのですが、背面カメラでも撮影可能です。
背面カメラの方が画角が広く、高解像度である場合が多いので、そちらで撮影したほうが見やすかったです。上の結果動画は、実は背面カメラでの撮影結果です。
もちろん、画面をみながらのルーペ位置調整などができなくなる、という問題があります。
しっかり位置合わせの感覚をつかんでがんばりましょう笑。
感想とまとめ
やはり、安いだけあって、しっかり観察するのは難しいです。
精子がいるかどうか、ある程度の濃度があるかどうか、の確認程度には問題ないでしょう。
これまでの商品と比べると、やはり、価格と比例して精度や内容が変わる感じですね。価格がそのまま、顕微鏡の精度になっていっているので、これは仕方がないでしょう。
さらに別の商品では、iPhone専用のSeemというものもあります。
スマホでできる、精子セルフチェック 『Seem』 【iPhoneアプリ専用キット】
こちらのほうが少し割高になりますが、専用アプリなどがあり、計測内容がしっかりしていそうですね。iPhoneだったら試してみたいのですが、Androidのため私は試せません。
というわけで、「TENGA メンズルーペ」がおすすめな人は、
- 自分の精子をとにかく観てみたい
- 低コストで精子検査したい
- スマホ精子観察してみたいが、Android端末だ
といった方ですね。
Amazonでの販売がこちら
TENGA MEN’S LOUPE テンガ メンズ ルーペ 【スマートフォン用 精子観察キット】
公式ページがこちら
TENGA MEN’S LOUPE スマーフォン用精子観察キット
以上「TENGA メンズルーペ」の使用報告でした。