顕微鏡で精子観察、2017年8,9月版。
7月の精子観察では精子の運動性(運動率、前進運動性)の改善傾向が見られました。
そして、なんと、その頃の精子にて初の自然妊娠の運びとなりました。ただ、結果は流産で出産まではたどり着くことは出来ませんでした。
ということで、その精子の運動性が改善されている状況を、一過性のものにしないよう、これまで同様、精子の改善対策実施していきます。同時に精子観察を定期的に行い、精子の運動率や前進運動性能等を確認していきたいと思います。
今回は、その確認の8,9月版精子観察のまとめです。
顕微鏡で精子観察した結果
今回は8月末と、9月中旬、9月下旬の3回の精子観察をまとめて、1つの動画にしてみました。実際の結果が以下です。
精子観察は、一般的な精子検査環境に近くなるよう、禁欲期間約3日程度で行うようにしています。
※実際の精子の動画です。閲覧ご注意ください。ちなみに結構大きい画面で見ないとわかりにくいです。
ちなみに比較対象として、今年3月頃の精子観察動画がこちら。
精子運動性が良くなったとしている、7月頃の精子観察動画がこちら。
結論としては、今回も運動性能、つまり、運動率や前進運動性能は基本的には良好であると思います。
3月版と比べると、今回のものも運動性能がよく、運動率がよく、前進運動性能も高いと思います。
7月版と比べても、同程度の精子運動性能がでている日があると思います。
ただ、今回サンプル3回分の動画となっていますが、動画最後の方(3回目)は運動性能がその前2回とくらべて下がっているように見えます。
やはり日によっては、まだばらつきがあるといえる結果です。
考察
この結果から学ぶことは、
これまで通りの努力で大丈夫そうだが、まだまだ気を抜いてはいけない。
ということ。
今回は3回のサンプルがあり、概ね良好ですが、日によるばらつきもでています。
そのばらつきが、何に起因するのかが大事ではあるのですが、何にせよ場合によっては、運動性能が下がることもある、すなわち精子の質が下がりうることがある、ということです。
今回の精子運動性能が下がり気味の3回目と、1,2回目には多少なり条件の差がありました。
1,2回目は、平日、朝の採精で、食事前、睡眠明けから時間があまり経っていない。
3回目は、休日、昼過ぎの採精で、食事後、当然睡眠明けから時間が経過している。
という違いがあります。体調の差は得には無かったです。
平日が良いのか、朝が良いのか、空腹がいいのか、睡眠明けがいいのか。
感覚的に、最もありえそうなのは、空腹であること。
このブログでも何度か報告してきた、人工授精も含めた精液検査結果ですが、食生活が乱れがち(胃もたれ気味)のときは、軒並み結果は良くはないです。
実際に悪かった時の結果がこちら
AIH4回目の結果の考察
区切りの人工授精(AIH)6回目に挑むも成立せず
今見ても悲しいほどの結果・・。
ただの推測にはすぎませんが、最近の食生活改善施策も、カロリーリストリクションや断食など、飽食よりも空腹の方がよいとするものばかりなんですよね。そういったことも踏まえてありえると思います。
というわけで、今後は、食事のタイミングも考慮して、精子の状態を観察してみようかと思っています。
今回はいじょうですっ。