精子観察キット「micra FIRST STEP」を使ってみた

「micra FIRST STEP(以下micra)」ご存知でしょうか。

海外製の簡易精子観察キットです。

現代では、スマホにアタッチするだけで簡単に観察できたり、郵送で検査してもらえたりと、大分手軽に精子の状態を確認する方法があるようになりました。

micraもそういった類の一つで、今回このmicraを購入して使ってみました。

micra概要

パッケージはこんな感じ。

そして、中身がこんな感じ。

内容物としては

  • 簡易顕微鏡(200倍固定)
  • ピペット
  • 専用のスライドプレート
  • カバーガラス
  • 濃度測定用希釈液
  • 希釈した時の混ぜる容器
  • 採精容器

といったところです。

要は、簡易顕微鏡での精子簡易検査キットです。

商品には、以下のように書かれています。

  • micraは、病院に行くことなく自分で精子チェックしたい人のために
  • micraは、不妊治療実施中でその効果をいちいち病院行くことなく確認するために
  • micraは、実際に自分の目で自分の生殖能力を確認したい人のために

ちなみに金額は、7887円でした。

病院でやる精液検査の平均よりは安いかな?

手軽に、手頃に、精子の状態をざっとでいいから確認してみたい方に向いてる品です。

micraレビュー

さっそく使ってみたので、使用感を報告してみます。

micraは説明書通りに行う場合、3STEPの行程で検査します。

STEP1.精液の液化確認と精液量測定

まずは容器に採精します。

採精容器は、平べったくてこぼれやすそうで心配で、うーん微妙、といった感じでした。

そして20分ほど放置した後、液化したのを確認して、付属のピペットで全精液を採取します。

採取するとこんな↓感じ。

ピペットのメモリが若干怪しい、というかわかりずらいです。

3mlまではしっかり量と単位がかいてありますが、下のタンクのところに別途「5」と書いてあって、多分タンクがいっぱいになると、5mlという意味だと思っています。

というわけで、おおよそではありますが、写真は6ml程度でした。

検査項目の結果としては、

精液が液化したか?

液化しました!

精液量は2~6mlの範囲か?

ほぼ上限だけど範囲内!

といった感じです。

STEP2.精子の有無の確認と精子の運動性の確認

これで採取した精液を↓こんな感じでスライドガラスにのせて観察します。

実際の観察した動画がこちら。

んー、まぁ一応それなりに見えますね。

このときは、一応この説明書の指示通り、中3日置いての射精で、精子の調子も悪くないときのつもりです。

とはいうものの、これまで自分が別途顕微鏡で同じく200倍で観察してきたのよりは少ないような気も・・。

いつもは20分置いたり、混ぜたりもしてないので、そうゆう影響があるかもしれません。

検査結果としては、

精子が確認できたか?

精子確認!

1/4以上が活発に動いているか?

動いてるでしょう!

1/2以上が直進運動しているか?

正直わからない!(笑)でもそれなりにまっすぐな気がするからOKとしよう!

STEP3.1ml当たりの精子数測定

さらに、ここまで使ってきた精液を希釈液を使って、希釈します。

これをよーく混ぜて・・再度観察です。

顕微鏡の覗いた先にある格子状のマス目がここで活躍。

この格子すべての中にある精子が7~8個以上?

かなり測定むずかしいです。

というかそもそも撮影がむずかしいです。

この顕微鏡が、ちゃっちいので、重厚感がなくてグラグラしてしまうんです。

で無理やり数えて

8個以上! 問題なし!

micraで行う検査としては以上になります。

総評

一通り検査してみて良い点悪い点を挙げてみます。

メリット

安い

7887円。病院で精液検査するよりは安上がりになるでしょう。

手順が簡単

手順は明確で、説明書をみながらやれば迷うことはあまりないでしょう。

ただし、デメリットでも書きましたが器具自体のわかりずらさはあります。

一応再利用もできるはず

製品としては2回まで検査できるものとしています。

ですが、顕微鏡やスライドガラスなどは、そのまま再利用できるので、同様に精液採取して精子確認できるはずです。

どうやっても替えが効かないのが希釈液ですので、製品通りの濃度測定は2回までとなります。

ピペットは、基本使い捨て用ですが、熱湯で洗うなりしてちゃんと乾燥すれば使える気がします。

デメリット

検査精度は粗い

顕微鏡倍率は200倍固定で、200倍だと精子自体は結構小さくなります。ま、動画のとおりです。

小さいとどうしても精確なカウントはしずらいです。

また、希釈液を使って濃度を割り出しますが、その必要性がけっこう疑問でした。

たしかに200倍でみた精子の数をカウントするのは、数が多くなると思うので大変なのです。

ですが、それをカバーするために?希釈することで、格子内に精子がいたりいなかったりのばらつきがあります

今回8個いるとしましたが、動画のタイミングによっては全然いないタイミングもありえます。

なので、説明書にも書いてある通り、かなり概算の値として考えたほうがいいです。

顕微鏡がちゃっちい

理科の実験などで使った顕微鏡って、台座とかも重たい金属で、やたら重厚感あふれるものでしたね。

あれには、意味があったんだと、これで思いました(笑)。

micraについているものは、小さくて軽くて、お手軽ではあるのですが、その分観察してるときに揺れたりしやすいです。

動画の撮影などがしにくいですね。単純に観る分には問題ないかと思います。

器具がわかりにくい点が少しある

もし、ここまで読んで使って見ようという方がいたら、器具のわかりにくさには注意です。

まず、ピペットの目盛りがわかりにくく、ぱっとみ3mlまでしか測れないのかと思ってしまうかもしれません。

で、ピペットが2回分で4本ついてるので、2本に分けて採取するのか、と思ってしまう人もいるかもしれません(←自分)。

ですが、ピペットは1回の検査で2本別に使うので、精液量測定は必ず1本でやりきりましょう。

そして、上でも書きましたが、多分タンクのところが5mlなのでそれと合わせて液量を測りましょう。

それから、もう一点、スライドガラスが、4枚入ってるのですが、実は2種類あるということ。

内容品説明では一切ふれてないですし、注意もないのでふつうに気づかない可能性が高いです。

実際には、「平面スライド」と「丸型ホーム加工スライド」の2種類があります。

まったくおなじ形のスライドガラスなのですが、中央に精液をいれる丸型の溝が掘ってあるかどうかの違いがあります。

STEP2では溝無しを使い、STEP3で溝ありを使うことになっているので注意です。

(まぁ間違えてもあまり問題なく見れます。ワタシは間違え済みです。)

まとめると

micraを買うのにおすすめな人は↓こんな感じですかね。

  • 精子が動いてる姿を観てみたい人
  • ざっくり濃度を測りたい人
  • ざっくり運動性をみたい人
  • ちょっとした顕微鏡が欲しい人

精度は低いが、たしかに観察はできる。それ以上でもそれ以下でもないですね。

精子を観るためのコスパだけ考えると、今はスマホにつけるルーペ型の方が手頃に手にはいりますね。

TENGA MEN’S LOUPE テンガ メンズ ルーペ 【スマートフォン用 精子観察キット】

そのうちこちらも試してみたいところ。

→追記:試してみました
「TENGA メンズルーペ」で精子観察してみました

iPhoneなら割高だけど高機能な↓こちらもありますね。自分はiPhoneじゃないので試せませんが、なんかすごそう。

スマホでできる、精子セルフチェック 『Seem』 【iPhoneアプリ専用キット】

それでは今日はこのへんで。