妊活ファスティング(断食)再び。今度は夫婦で。

こんにちは、ケイジです。

前回、「初めての体外受精・顕微授精」物語が1サイクル完結し、その結果(残念)も踏まえ、断食してみる宣言をしました。
(前回の内容はこちら:男の自分がやるべきこと

その言葉通り、さっそくファスティング(断食)してみました。再度、妊活とファスティングについて考えながら見てみましょう。

ファスティングをそれとなく奥さんに知らせる

妊娠不成立。

そんな判定受けた2日後にはもう、僕はファスティングをはじめることにしました。

というのも、今回のファスティングには、実は裏プランもあって、それが

「奥さんにちょっとでも元気になってもらおう作戦」。

焼肉して表面上は元気になってくれた奥さん。ですが、妊娠を期待して、しかも他にストックがない状態で行った胚盤胞移植の結果が失敗となったダメージは、表面上とは裏腹に奥さんの奥底に強く残っているような感覚でした。

そんな奥さんに少しでも元気に、前向きになってもらえたらと僕が考えたのが

「ファスティングという具体的な行動を、僕がやろうとしているのをそれとなく知ってもらう」

でした。

もう少し具体的なねらいは、

  • 僕が具体的な行動を起こすことで、旦那は次への意欲がしっかりあるということを示す
  • 僕が勝手にやるので、奥さんには心理的な強制も負担もかけない
  • もしかしたら、奥さんものっかるかもしれない。奥さんも具体的な行動をするのはきっとよいこと

ということです。

もちろん、自分の精子の質改善目指してのファスティングですが、今回早急に行動を起こしたのにはこんな裏プランもありました。

というわけで、奥さんにファスティングという具体的な行動を認識してもらいつつ、僕が次への意欲がある感じの姿勢をわかりやすく示すために、

僕は本を買ってきました。

前回プチ断食したときから気になっていたこちらの本。なので、この本の存在は知っていて、今回これを買おうと思いました。

こちらの本を、それとなく読んでいる僕。「あれ?何読んでるの?」奥さんも興味を示してくれました。

「以前もやっていたけど、断食が妊活にもいいって話があってね~・・・、・・・というわけでやってみることにしたんだ」「へぇ~」「まぁ読みやすい本だから、置いておくから暇な時見てみたら~」「はーい」

そんな会話の2時間後には、

奥さんもファスティングやるの決定 いたしました。

いやぁ本ってすごい。

断食自体は2回目なので、以前も多少なり効果の程は説明したはずなんですけどね、デトックスがどーだこーだと。僕のクチの説明より、本をよむのが行動動機としては一発でございました。

もちろん、この本がわかりやすく、妊娠への効果が書いてあるからこそですが笑。

本のタイトル通り、「妊活ファスティング」、すなわち妊活としての断食の意味、効果がわかりやすく書いてあります。

今までは、デトックスが効果のほとんどのイメージでしたが、妊活としては、ミトコンドリアの活性化、という効果もあるというのをこれで初めて知りました。

そういった知識を得てか、奥さんもやる気になってくれました。そして、なんだか、表面上だけでなく、奥さんの奥底から少し元気が増した感じがしました。

実施内容

というわけで、夫婦でがんばってみよう、ファスティング。

という運びとなりました。

始めたのは、金曜の夜から。仕事に影響でないように週末。

僕は元々やるつもりだったので、金曜昼からご飯を軽めにして準備を始めてましたが、奥さんは急遽のっかったのでいきなりですが、金曜夜から二人で食事ストップし始めました。

そのまま、土曜は丸一日食事なし、水と麦茶でしのぎました。

そして、日曜の朝からおかゆで復食。昼も軽めにして、夜から通常の食事へ戻る。

といった具合でした。

というわけで、約1.5日断食、時間にして約42時間(最後の食事から次の食事までの時間)断食でした。

言葉にしてみると、すごいあっさりしていますが、

やはり後半の土曜夜あたりが辛い

食事をしないことで、エネルギーが湧いてこないのが辛かったですね。活動する気力がなくなっていました。

奥さんは、土曜の夜には、もはや体調不良になっていて、ほぼ寝込んでました笑。

といっても、この体調不良は、断食の場合、「好転反応」といわれて、デトックスが進んでいる証のようなものです。

寒気、吐き気、眠気、下痢、などの症状は好転反応といわれます。

奥さんはまさにこれらに見舞われて、辛そうでしたが、しっかりデトックスできたんだと思います笑。

断食前は喉がイガイガする~なんていっていたのが、終わって復職してみると治っていたらしいです。

一方僕はと言うと、断食も2回目ということもあってか、あまり、劇的な体調不良の症状はでず、エネルギーはないものの割りと平然と過ごして終えました。

これすなわち、好転反応があまりでてないので、ファスティングが成功したと言い難い結果ともいえるのですが・・まぁ、胃腸を休められたことには変わりないはず・・。

それと、やはり体重は落ちました。約-1kg。断食直後は-1.5kgくらいでしたが、3日程度経って-1kgくらいに落ち着いています。

なにより、裏プランの奥さんの方に色んな面で意味があったので、よしとしました。

妊活におけるファスティングの効果

僕らの実施結果は以上ですが、一般的に、妊活におけるファスティング(断食)の効果を簡単にまとめておきましょう。

一般的なファスティングの効果とは、簡単にいうと

断食することで、普段消化などに使っているエネルギーを体の修復やデトックス(毒素排出)に向けて使うことができ、それによってからだがリセットできる・若返ることができる

というものです。

現代の食べ物は、化学物質などの影響で、栄養素の減少や、体によくない物質を取り込むような食べ物となっているものも多くなっています。これらの体によくない物質や、消化しきれずに残った体に負担となっている物質を毒素として排出することで、体が健康的になります。

さらに、妊活の側面から考えると、

ファスティングにより、エネルギーが必要な状況を作り出すと、ミトコンドリアが増えるという効果がある

とのことです。

ミトコンドリアは卵子・精子の質そのものに関わる、細胞のエネルギーの素です。これが増えることで卵子や精子の細胞が元気になり、妊娠しやすい卵とすることができます。

大きな効果の側面は以上ですが、ファスティングによって、食費が節約できたり、寝付きがよくなったり、お肌が若返ったり、と副次的な効果も色々あります。

さらに詳細な内容は、上記で紹介した本を見てみると良いと思います。ファスティングのみにかかわらず、妊活における「食」への考え方、大事さに気づくことができます

まとめ

というわけで、ファスティング(断食)を、今回は夫婦でやってみました。

ファスティング自体は、長期的に見て健康によいと思いますが、やってる最中は普段とっているエネルギーを採らないことになるので、タイミングを見極めてやったほうがよいです。それこそ、体外受精の採卵直前や、排卵のタイミングをとろうとしているときなどには無理に行うべきではないと思います。余裕をもってやりましょう。

今回は、ファスティング自体の効果も期待しましたが、

「体外受精の失敗を夫婦で乗り越えて、新たなスタートのきっかけにする」

という意味合いが結果的に大きかった気がします。具体的な行動をなにか起こすということは、一つ気持ちへ変化を与えるきっかけになると思います。

お互い、だいぶ普段ののりの生活に戻った気がします。

次の目標に向かってまた協力してがんばっていく次第なのでした。