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初めての体外受精・顕微授精開始!基礎的な内容から費用までレポート

こんにちは、ケイジです。

人工授精(AIH)の6回の試行(実際の実施は5回)を経て、ついについに、体外受精(C-IVF)・顕微授精(ICSI)へのステップアップをはじめました!

ステップアップ後もこれまでと同じく、はらメディカルクリニックにてお世話になっております。

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ステップアップを決めてから採卵まで

最後の人工授精試行が失敗して、しっかり生理がやってきて。そこでステップアップの決意とともに診察にいくと、もう早速その次の周期で体外受精始めることとなりました。クリニックによっては2周期かけて調整するような説明のところもあったので、意外と事が進むのが早くて驚きました。

その診察後から、すぐに卵をたくさんとるためのいわゆる「排卵誘発治療」がはじまりました。この排卵誘発方法はいくつかあります。体外受精の説明会や、実際に実施する場合、必ず詳細な説明があるので詳細はそちらを参照したほうがよいです。

ウチはその中の「クロミフェン + hMG/rFFSH法(注射)による中刺激法」を選択しました。刺激方法自体は完全自然周期法や、ショート法、ロング法など様々なタイプの方法がありますが、ざっくりまとめればそれぞれどれだけ卵巣を刺激するかの強さに分類されます。基本は高刺激なほど卵の数が多くなります。求める卵の数や年齢とのバランスを考えて選択していきます。

なぜ、中刺激法かといえば、

  • 採卵数をある程度確保したい
  • はらメディカルクリニックの統計上最も多く行われている

ということからです。

完全自然周期法や、低刺激法では1~3個程度の採卵数となりますが、中刺激によって4~8個程度は期待できるようになります。これで単純に採卵数がアップします。

では逆になぜ高刺激ではないのかというと、高刺激の場合採卵数はさらに多くなりやすくはなりますが、中刺激法から劇的に増加というほどでもありませんでした(統計上)。さらに、刺激が強いということは、それだけ体に無理をさせるということになります。採卵後には、排卵誘発によって卵巣過剰刺激症候群(OHSS)という症状が起こったりします。この症状が、刺激が強いほど顕著になりやすくなります。卵の数は増えるが相応の反動もあるということです。また、卵の数が多すぎる場合、1つ1つの質が低下する、ということもいわれています(これはクリニックによって考え方が変わるようですが)。ということで、これらのバランスを考えて中刺激法にしています。

で、高度不妊治療初心者の場合、そもそもなんで採卵はたくさんできたほうがいいのか?ということになるわけですが、これは

  • 数が多ければその後の受精や培養フェーズでの失敗をカバーできる可能性が高くなる
  • 培養まで成功した(胚盤胞になった)数の分だけ凍結保存して任意のタイミングで移植が可能。すなわち、凍結保存分がある限り採卵をし直さなくてよい

ということが大きいと思います。

この中でも特に大きいのが、採卵をし直さなくて良いこと

体外受精、顕微授精の処置はいくつかのフェーズがあって、この採卵から始まっていくのですが、その採卵フェーズが費用・体の負担ともに最大であるため、この採卵を頻繁に繰り返すことはできるだけ避けたいのです。

例えば、凍結胚が1つしかできなかった場合、その一つで妊娠に至らなかった場合、再度採卵から行うことになります。それに対し、凍結胚が4つできた場合、採卵せずとも4回の周期でチャンスがあることになります。

採卵は、麻酔をして体に針を通して行う手術で体への負担は大きいです。また、先に挙げた卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の反動もあります。また、費用面から見ると、中刺激で行った場合、採卵だけで20万円強、胚培養までの通しての費用は約40万円強程度かかりました(ただし、これは受精方法にも左右されます)。採卵し直す場合この費用が再度かかることとなります。それに対し、凍結胚保存の費用は1個あたり2万円なので、数多く凍結保存しても、採卵し直す費用と比較すると安価に収まるというわけです。

というわけで、多くの胚を成立させるため、可能なら多くの卵があるに越したことはないとなるわけです。ただし、先に挙げたOHSSや卵の質などのリスクも踏まえて、バランス良く行っていくこととなります。

と、採卵までの基礎的な内容を述べてきましたが、今回我々の実施結果がこちら。

採卵数
8個

内訳
成熟卵:3個、未成熟卵:1個、未確認卵:4個

まず、採卵数は中刺激法としては十分な数が採れました。内訳としては、後述している受精方法とも絡んでいます。顕微授精と体外受精両方を行うことを希望したのですが、その際に顕微授精へ成熟卵を最低何個確保したいかを、培養士さんに聞かれました。そこで3個を希望したので、成熟卵3個確保まで調べてくれて、それ以降は未確認になっている、と思っています(この辺のなぜ未確認卵なのかなどの詳細は聞きそびれてしまった・・)。

未成熟卵は、やはりその名の通り、卵の状態がよくないもので受精や培養成功の可能性が低くなりやすいものとなります。

というわけで、ここまでで採卵が済み、卵の状態も明らかになりました。

採卵の費用

今回の費用の詳細が以下です。

採卵手術費用
213,000円

費用は、採卵個数に応じて変化します。

卵子0個 25,000円
卵子1-2個 127,500円
卵子3-5個 160,000円
卵子6個以上 213,000円

今回は卵がたくさんとれたのは嬉しいものの、その分費用は高くかかりました。

受精(媒精)

ここまでが採卵のお話(一部培養などの話にもなりましたが)でした。次が、受精(媒精)

そのまま採卵当日に、採れた卵へ受精(媒精)させていきます。

ということで、採卵日に男の出番も同時にやってきます。いつもどおりの精液採取。女性と比べるとほんとに体への負担は軽い(というかほぼない)ですね。奥さんに感謝しましょうm( )m。

今回の精液検査結果がこちら。

なんとか、なんとか、これまでの精子検査の中でもかなり良い方の数値をだすことができました。今回は中3.5日。精子濃度も十分で、精子運動率も良いです。高速運動率も良かったのですが(基準は15.0%以上)、「調整によって少しふるい落とされちゃいましたね」とのこと。もう少し粘ってくれ・・我が子らよ。それでも調整後も悪くはありませんでした。

人工授精のフローと比較して、体外受精の採卵日(すなわち精液採取日)は、ある程度前から予定日が決められていたので体調やタイミング調整がしやすかったです。これまでの、精子検査の結果を踏まえて、一定の濃度もだせるように調整しました。

体外受精・顕微授精になると、精子濃度が必要なのか疑問な方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に体外受精を行う場合には、一定以上の濃度が必要です。はらメディカルクリニックでは調整後2000万/ml以上が必要な基準でした。思った以上に厳しい制限ですね。以前の乏精子症レベルの自分だったら体外受精も実施できてないでしょう。

体外受精ではなく、顕微授精の場合には濃度は必要ありません。1匹でも精子がいれば実施可能となります。

というわけで、今回は濃度もよかったため、体外受精も実施可能となりました。

ここで、受精方法として、体外受精、顕微授精といっていますが、手法としての選択肢は実は4つあります。それが以下です。

  • 体外受精(C-IVF)
  • 顕微授精(ICSI)
  • スプリットICSI : 体外受精と顕微授精を両方を行う
  • 体外受精 + レスキューICSI : 体外受精が失敗した場合にその卵に追加で顕微授精も行う

読んでわかるかと思いますが、結局やってることは、体外受精か顕微授精のみです。それを両方組み合わせたのをスプリットICSIと呼び、体外受精でダメだった時に後から追加で顕微授精をやるのをレスキューICSIと呼ぶ、ということだけです。ただ、実際に処置をする場合には、これらの手法から選択することとなります。

もともと自分は正常形態率が課題ということもあり、単純に濃度や運動率から、精子の状態が良いとは判断できない(正常形態率は精確な結果を出すのには時間がかかる)ので、顕微授精は最低1つはしようともともと夫婦で話し合っていました。

これらを踏まえて、今回の実施内容が

体外受精(C-IVF) 4個、顕微授精(ICSI) 4個のスプリットICSI

としました。

卵の内訳評価のところでも書きましたが、ここまで決めた上でさらに、顕微授精に最低限保証したい成熟卵の数を聞かれました。先に書いたとおり3つと希望して、無事3つの成熟卵が顕微授精に使うことができました。 未成熟卵が1つありましたが、そちらも顕微授精に使い、残りの4つをそのまま体外受精へ用いました。

受精(媒精)の費用

受精用の費用が以下です。

媒精費用
170,000円

でした。

手法ごとの一覧が以下。

体外受精(C-IVF) 68,000円
顕微授精(ICSI) or スプリットISCI 卵1-5個 150,000円
顕微授精(ICSI) or スプリットISCI 卵6個以上 170,000円
体外受精 + レスキューICSI 68,000円 + (30,000円 x レスキュー実施個数)

表の通り、レスキューICSIは行った数分だけ費用がかかるので、「いくつレスキューするか」を決めてその数の分だけ費用がかかることになります。

ただし、スプリットICSIを選択した場合、レスキューICSIの費用の上乗せは一切ありませんでした。別にかかるものと思っていたので、これはかなりありがたかったですね。ですので、最も高額ではありますが、スプリットICSIを選択すると、体外受精も行った上ですべての卵に対して、最低でも顕微授精は実施できることとなります。

そして胚盤胞の培養へ

ここまでで受精(媒精)方法を決定し実施しました。

これで無事受精すれば、それを胚盤胞(=受精して着床する直前程度まで細胞が分裂して成長した状態のもの)まで培養します。

そして、その培養フェーズのこともこの記事で書こうかと思ったのですが、長くなってしまったので次の記事にしたいと思います。

最後に、ここまででかかった費用の合計が以下です。

採卵費用 213,000円
媒精費用 170,000円
OHSS予防のための投薬(注射) 30,000円
抗生物質 1,420円
合計 415,420円
税込み合計 448,653円

OHSS予防投薬は、卵のとれた数に応じて内容が変化するようです。今回はたくさんとれたので強めのもので費用も高めでした。

これが、採卵日当日にかかったお金です。ひええええ

おそろしいですが、培養費用はまた別途になりますのでもう少しお金はかかっていきます。おぅ・・。

ですので助成金などの制度をうまく使っていく必要があります。

それでは今回はこのへんで。